【全国安全週間 特別編】忍びの極意に学ぶ ― いざという時、慌てぬ心のつくり方

コラム

皆の者、全国安全週間が始まったのう。
この機に、拙者――岡山忍者隊「葉隠」の頭領・泡影が、“忍びの知恵”をもって安全の心得を語ってみようぞ。

忍者にとって「緊急事態」は日常茶飯

忍者とは、つねに生死の境を生きる者。
敵に囲まれ、逃げ場もない――そんな場面でこそ、忍者は「冷静であること」を何よりも大切にしておる。

なぜか?
それは、「慌てる者から命を落とす」からじゃ。

現代の職場でも同じこと。
火災、地震、事故、急な体調不良・熱中症――
緊急事態に直面したとき、慌てると判断を誤り、対応が遅れる
逆に、心を落ち着けて対処すれば、被害を最小限に抑えることができる。

💡 忍者直伝「心を整える3つの技」

では、どうすれば「慌てぬ心」を養えるのか?
ここに、忍者が用いてきた “心を整える術” を伝授いたそう。


①「呼吸を整える」 ― 胸ではなく腹で息をせよ

忍者は戦の前、深く静かに「腹式呼吸」をする。
現代風にいえば、“腹から息を吸って、ゆっくり吐く”。
これにより、自律神経が整い、頭がクリアになる。

トラブルに直面した時、動き出す前に一度大きく深呼吸してから動くのじゃ。


②「構えを取る」 ― 身体が落ち着けば心も整う

忍者は動き出す前に「構え」を取る。現代でいうルーティンを持っておった。
現代でいえば「姿勢を正す」ことを心がけよ。背筋を伸ばすだけでも、不思議と心が落ち着くもの。
不安でそわそわしたとき、まずは両足を地につけ、背を立てよ。心もグラつかぬ。


③「心の型を決める」 ― あらかじめ「決めておく」

忍者は“どんなとき、どう動くか”を事前に決めておく。
いざという時、考える時間を減らすためじゃ。

現代でも、「災害時はまず非常口へ」
「倒れている人がいれば、119番・AED確認」
など、自分の行動の型を決めておくと、冷静に動けるのじゃ。


🌸 忍者も人。だが「心の備え」が違うのじゃ

誤解されがちじゃが、忍者も超人ではない。
不安にもなるし、焦りもする。
じゃが、“心の準備”と“日頃の訓練”が、その一瞬の差を生む。

これは、現代を生きる皆も同じこと。
日頃から、「もし何かが起きたら、どう動くか?」を意識し、
いざという時には、深呼吸・構え・心の型――
この3つを思い出してほしい。


🏯 最後に――安全とは、心の在り方

全国安全週間とは、「自分と職場の安全を見つめ直す」ための時間。

慌てぬ心、冷静な判断、落ち着いた行動。
これぞ、真の忍び――そして、安全を守る者の心得

皆の者、日々の務め、ご苦労に候。
今週は、ぜひ心を整え、「安全への構え」を取って参ろうぞ!

それでは――ご安全に!ドロン!

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